2024年11月5日(火)

渡辺 一幸 氏 特別講演『安田瓦の風景が伝えるもの』(安田瓦協同組合からのお知らせ)

このたび、北海道の伝統建築技能集団建築ヘリテージサロン副代表渡辺一幸氏をお招きし、「安田瓦の風景が伝えるもの」と題して、ご講演をお願いすることになりました。
古くから地域に息づき発展してきた歴史・伝統技術を有する地場産業である「安田瓦」。しかし、昨今の気候変動や災害、住宅事情の変化に伴い、その姿は日々失われ厳しい状況に置かれています。そこで、これからの安田瓦の“新たな答え”を模索し、将来を見据えた沢山の知恵で見つめ直し“新しい価値”を見出す必要があります。今回の講演では、その“新たな答え”と“新しい価値”の模索を地域やご参加いただいた皆さんと共有する場としたいと思っております。低迷する瓦業界ではございますが、何か行動を起こさなければならないと、今回の特別講演を渡辺様にお願いしました。持続可能な社会実現の一員として、また安田瓦の炎を絶やさないために、鋭意努力していく所存です。
つきましては、下記の要領で開催いたしたいと存じます。ご多忙とは存じますが、ぜひご参加くださいますようご案内申し上げます。

開催日時:令和6年11月27日(水)13:30開会(13:00~受付)
講 演/14:00~15:30(90分)
意見交換/15:45~16:15(30分)
閉 会 /16:30
交流会 /17:00
会場:亀田屋(阿賀野市保田1812)
参加費:無料

講演の概要
講師 渡辺一幸氏は、10年前の安田瓦と縁の深い重要文化財「博物館網走監獄」の建物調査を機会に、道内各地に遺る歴史的景観である屋根瓦建築が姿を消していく実情を目にし、北陸産瓦が北海道に移入された経緯や沿革の記録化に取り組んでいます。今回は、伝統技術により地域の文化を支える「屋根瓦」を通し、今後我々が求める「瓦」への想いなどを発表していただきます。