全国青年委員長会議

青年委員長 平山貴士 
 令和5年3月4日・5日の二日間、東京ビックサイトで行われた全国青年委員長会議に参加してきました。全国連合青年協が企画した会議に2回目の参加で、去年のリモート参加に続き、今年は初の対面参加をしてきました。会議のテーマは「リーダーシップ」という事で二日間の半分は研修、半分はテーブルディスカッションという方式でした。講師はアチーブメント株式会社の高木マネージャー。会場では8つのテーブルに分かれ、新潟県と同テーブルに山形県、香川県、静岡県、兵庫県、沖縄県の代表者が座り交流を深めました。
 会議内容は講師の説明とテキストワークによる研修を受け、テーブルディスカッションをすることを繰り返す流れで、1日目5時間、2日目3時間の計8時間に及ぶものでした。リーダーシップに関してはどのように相手と接するべきか、どのような目的をどのようにプレゼンテーションするのか。という内容で、誰もがリーダーになれ、自分の組織で主体性を持って動くことが出来るメンバーをどのように創りだすかという内容に繋がりました。様々な事を考えさせられる青年委員長会議になりました。
 研修以外の交流会では他県がどのように活動しているのかを聞くことができ、様々なアイディアを共有する事ができたと思います。多くの建築士会では会員減少の課題に悩むも、建築士会の地位向上のために会員数だけ増えればいいという事もなく、ゆっくりと確実に会員のためになる建築士会を考えていかなければいけないのだという事も考えさせられました。
 また、新潟県は田中会長により(公社)新潟県建築士会としての方針(理念)が県本部各委員会に浸透し、その方針により各委員会が事業計画をしており、青年委員会も方針に沿って計画を決めています。しかし、他県の青年層では“会長方針”や“単会理念”を把握していないようで、会長理念が浸透していないところが多いイメージを受けました。全国連合青年協の山本会長も建築士の綱領に書いてある事が建築士会の理念という事を強く押され、“綱領の3つ”を念頭に建築士会の活動に励んで頂きたいとの話がありました。分かるように理念を掲げ、報連相を定期的に行い、活動を継続していくことで、さらなる発展に繋がればより良い建築士会になるのではないかと思います。