女性委員会 古町花街まち歩き 報告書

古町花街まち歩き-古町花街の街並みと文化的価値-  女性委員 冨樫 彩子(新潟支部)

令和7年5月24日(土)10:00~15:00、参加者は定員一杯の30名でした。まち歩きガイド及び講話・旧齋藤別邸の講師を敬和学園大学専任講師・古町花街の会 事務局長 久保有朋氏にお願いいたしました。
はじめに10:15~約1時間久保氏の解説のもと、古町をまち歩きしました。
まち歩きでは、花街と歴史的町並みのお話や料亭建築の特徴等いろいろなお話をお聞きしてまわりましたが、予定通りの時間に登録有形文化財登録がされた現三業会館(旧割烹有明)に到着し、普段非公開の大広間等を見学させていただきました。
その後「割烹蛍」に移動し、久保氏から「古町花街の町並みと文化的価値」についてお話をしていただき、そのまま蛍にて美味しいランチを皆さんと楽しみました。
ランチの際には古町芸妓のお二人をお招きし、踊りを鑑賞いたしました。
ランチ後は希望者のみ旧齋藤家別邸に移動し、久保氏から旧齋藤家別邸の歴史等の説明を受け、その後各自自由見学といたしました。
久保氏の解説によりますと歴史的町並みが残る大きな花街は、京都・金沢・新潟だけであり、古町は全国最大の伝統的料亭街とのこと。
その歴史的町並みや建物の保存活用の実例に触れ、建築士も含めた様々な方たちの地道な活動が続けられていることも知ることができました。
古町花街は訪日外国人にアピール出来る新潟の文化であり、この文化がまちの活性化に繋がっていって欲しいと思いました。
また個人ではなかなか機会のない芸妓文化も体験でき、会員同士の交流も深まったと思います。
 女性委員会ではこれからも新潟の魅力ある建物の見学会を適宜行って参りますので、その際には皆さまのご参加をお待ちしております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
今回のイベント開催にあたり、久保氏には打合せの段階から当日の解説に至るまで大変お世話になりました。感謝お礼を申し上げます。ありがとうございました。